皆さんこんばんは
サッカーの知識を深めたいという方や、サッカーの面白さをもっと知りたいという方などに向けて書いている『サッカーを楽しく観るコツ』ブログ。
今回はマリーシアについて取り上げたいと思います。
ちなみに私はサッカー漫画の「シュート」から始めてマリーシアを知りました!
マリーシアについて見ていきましょう。
今日のコツその1【マリーシアとは】
マリーシアとは元々ブラジルで生まれた言葉で、ポルトガル語で『ずる賢さ』を意味する言葉です。
マリーシアの意味は国によって捉え方が異なりますが、日本で言うマリーシアの意味合いは次の通りです。
- 自分たちのチームがリードしている場面で、試合終盤に時間稼ぎを行う。
- フリーキックの場面で、相手チームの陣形が整わないうちに素早くボールを蹴り出す。
- 本来であれば相手の反則にならないプレー(意図的に転倒する演技など)をすることで、フリーキックやペナルティキックを獲得する。
- 本来であれば自分たちの反則になるプレーを、主審や副審や第4審判に気がつかれないように行う
こういう場面って試合の中でありますよね??
試合中接触プレーがあった時に、そこまで痛がるようなプレーではないけど、自分たちのチームが勝っているから、時間稼ぎのためにわざと痛がるようなプレー。
あるあるですよね。
サッカーの強豪国ではもはやマリーシアは当たり前のプレーであり、戦略の一部なのです!
今日のコツその2【日本サッカーとマリーシア】
日本でもJリーグが発足して、マリーシアの重要性が浸透していきました。
その戦法の一つが「試合終盤に相手陣内のタッチライン際でボールをキープして時間を稼ぐ」という手法です。
1993年10月26日にカタールのドーハで行われた日本代表対イラク代表戦における結末(ドーハの悲劇)を通じて、その重要性が認識されるようになっていきました。
それでも日本人はどうもマリーシアが苦手なようですね。
スポーツマンシップに反すると考える人が多いのかもしれませんが、、、
最近ようやく上手くマリーシアをしているかな~ってぐらいの印象です。
2000年代の日本における「マリーシア」の認識は、日本語訳である「ずる賢さ」から「賢さ」を取り除いた「ずるさ」の部分だけが拡大解釈されたものであるとの指摘もあります。
審判に気がつかれなければ反則を行っても構わないとの誤解が生じているというわけなんです。
「ずるさ」と「ずる賢さ」では全然違いますよね。
意味を履き違えないでもらいたいものですね。
プレイをしている選手も観ている私たちも。
まとめ
マリーシアはとても大切なプレーです。
それは戦略であり、ずるいわけではありません。
サッカーを観るうえで、マリーシアは是非注目していただきたい分野です!
選手たちの動きに垣間見えるマリーシアを見逃さないようにしてくださいね!!
そんなこんなで今回は終わり
皆さん今日も一日お疲れ様でした
明日も力まずマイペースでいきましょう